もののけ姫のタタリ神とは?正体とナゴの守・乙事主の変貌理由を徹底考察

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作中で最も圧倒的な破壊をもたらしたのが、首を切り落とされたシシ神の変貌です。夜の姿である「デイダラボッチ」の巨大な霊体に首がない状態となった神は、怨念によって暴走した猪神たちとはまったく異なる次元の脅威となりました。

ナゴの守や乙事主のタタリ神化が「人間への恨みによる個人的な狂気」だとすれば、デイダラボッチの暴走は「世界のバランスが崩壊したことによる生命力の暴走」です。

自らの首を求めて夜空を彷徨うデイダラボッチの身体から滴り落ちる液体は、触れた木々や人間、動物の命を一瞬で吸い尽くし、森全体を枯死させていきました。そこには悪意も善意もなく、ただ「生と死を司る絶対的な自然の理(ことわり)」が形骸化した無慈悲な力が描かれています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。