うらみちお兄さんが大人に刺さる理由|声優陣の裏側とアニメ2期の真相
アニメ化に際して大きな話題を呼んだのが、主役級のトップ声優陣が一堂に会した声優一覧の圧倒的な重厚さです。主人公・表田裏道役を務めた神谷浩史を筆頭に、脇を固めるメンバー全員がアニメ界を牽引する実力派で固められました。
作中のキャラクター相関図を俯瞰すると、体育大出身の元アスリート組と、音楽業界の荒波に揉まれてきた歌唱組の対比が際立ちます。裏道の大学の後輩であり、着ぐるみ(ウサオ君・クマオ君)を担当する兎原跳吉(CV:杉田智和)と熊谷みつ夫(CV:中村悠一)のコンビは、プライベートでも親交の深い声優同士ならではの息の合った掛け合いを披露しました。裏道からの理不尽なプレッシャーに怯えつつも、どこか腐れ縁で繋がっている男同士のリアルな距離感が見事に表現されています。
さらに、「歌のお兄さん」である蛇賀池照(CV:宮野真守)と「歌のお姉さん」多田野詩乃(CV:水樹奈々)の存在感も圧倒的です。池照の低レベルな下ネタに異常に弱い天然ぶりや、詩乃が売れない元演歌歌手として抱える世俗的な悩み、同棲相手との将来に対する焦燥感など、声優陣の鬼気迫る表現力によってキャラクターの解像度が極限まで引き上げられました。公式インタビュー等でも語られている通り、アフレコ現場での緊迫感と笑いの絶えないセッションが、アニメ版独自のグルーヴ感を生み出しました。