昭和世代が涙する鯨竜田揚げの復活?学校給食でいま起きている変革
栄養面における再評価も極めて高い。政府が推し進める「食育推進基本計画」では、地域固有の食材活用や栄養バランスの取れた献立づくりの重要性が提唱されている。その中で鯨肉は、高タンパクでありながら極めて低脂質、さらには鉄分や亜鉛が豊富に含まれるスーパーフードとしての存在感を強めている。
とりわけ注目されている成分が、抗疲労効果や抗酸化作用を持つとされる機能性ペプチド「バレニン」だ。過密なスケジュールや運動に励む子どもたちの健康管理に適した食材として、学校給食の栄養士たちからも熱い視線が注がれている。単に歴史的な食文化を学ぶだけでなく、現代人の身体づくりに必要な栄養素を効率よく摂取できる食材として、メニュー開発が加速しているのだ。