昭和映画の鬼才・西村昭五郎の真実『団地妻』撮影秘話と最新配信
時代が昭和から平成、令和へと移り変わるにつれ、西村昭五郎作品に対する評価は世界的な高まりを見せている。公開当時は成人映画という枠組みゆえに正当な映画批評の場から排斥されることも少なくなかったが、現在では昭和の社会相を映し出す貴重な文化遺産として捉え直されている。
高度経済成長の影で置き去りにされた個人の孤独、性の解放と社会的抑圧の相克。彼のカメラが捉えたのは、単なる性的刺激ではなく、人間の普遍的な葛藤そのものだった。邦画の黄金期が生んだ数ある傑作群の中でも、西村作品が放つ普遍的な輝きは失われるどころか、時代が進むごとに増している。