ドラえもん・忍たまを生んだ巨匠・芝山努の全軌跡と最新配信情報
数々のヒット作を生み出してきた裏には、知られざる制作現場のエピソードが隠されている。たとえば『映画ドラえもん のび太の日本誕生』の制作当時、膨大な枚数の原画チェックをこなしながら、深夜まで演出コンテを修正し続けたという。藤子・F・不二雄氏との打ち合わせでは、原作の持つスピリットをいかに崩さずに映像化するか、膝を突き合わせて語り合ったとされる。
また『忍たま乱太郎』のギャグの間合いについては、声優陣のアドリブを活かすためのスペースをあえてコンテ段階で用意していたという裏話もある。緻密な計算と、現場のライブ感を尊重する柔軟さ。この絶妙なバランス感覚があったからこそ、何十年経っても色あせない名作群が生まれたのだ。