熊の寿命は野生と飼育下でどう違う?最新生態研究が明かす驚愕の事実

熊の寿命は野生と飼育下でどう違う?最新生態研究が明かす驚愕の事実についての最新情報をご紹介します。

北海道に生息するヒグマと、本州や四国に暮らすツキノワグマでは、体格や生息環境の違いが寿命のパターンにも影響を与える。一般に大型のヒグマの方が基礎代謝や生理的な潜在寿命が長い傾向にあるが、野生での過酷さはどちらの種にとっても共通の壁だ。

長年ヒグマの生態解明に尽力してきた動物研究者の門崎允昭氏らの分析によれば、野生個体の寿命を大きく左右するのは歯の摩耗状態だという。歳を重ねるにつれて歯がすり減ると、硬い木の実や骨を噛み砕けなくなり、結果として冬眠に必要な脂質を蓄えられず餓死に至る。飼育下でペースト状の栄養食を与えられたクマが40年近く生きられる理由も、ここにある。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。