【2026年現地取材】静寂の阿蘇に響く木漏れ日の旋律—なぜ今、若者たちは熊本の「森の教会」に吸い寄せられるのか
建築物としての評価も極めて高い。設計を手掛けた新進気鋭の建築家チームは、建設に際して樹木の伐採を一切行わなかった。既存の樹木を避けるように歪曲された屋根ラインと、地盤への負荷を抑えた基礎構造。建物自体が森の一部として溶け込む設計だ。
さらに、室内の温度調節には地熱エネルギーと阿蘇の豊富な地下水脈を活用。化石燃料への依存度を徹底的に下げたクリーンエネルギーシステムが導入されている。自然を破壊して造るリゾートではなく、自然を守るために存在する建築。この未来型のアプローチは、国内外の都市計画家や建築関係者からも熱い注目を集めている。