のび太のお嫁さんは実はジャイ子?しずかちゃんに変わった衝撃の真相

のび太のお嫁さんは実はジャイ子?しずかちゃんに変わった衝撃の真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

タイムトラベルSFにおいて不可避となるのが、セワシ タイムパラドックス 矛盾に関する議論です。結婚相手がジャイ子からしずかちゃんに変われば、当然ながら生まれてくる子孫のDNAは完全に別物となり、「セワシという同一人物が存在しなくなるのではないか」という疑問はネット上でも長年指摘されてきました。

この難問に対し、原作第1話でセワシ自身が驚くべき論理を展開しています。それが有名な「移動手段の比喩」です。

「東京から大阪へ行くのに、飛行機に乗っても新幹線に乗っても船で行っても、方角さえ正しければ同じ大阪に着くでしょ? それと同じで、途中の歴史が多少変わっても、結果として僕が生まれることに変わりはないんだ」

現代の量子力学的な多世界解釈や運命決定論の観点から見ると、野比家とそれに連なる血脈のカルマ(収束点)は一定の引力を持っており、母親の遺伝子が異なろうとも「22世紀にセワシという魂・存在が誕生する」という大枠の因果律は保たれる設計になっています。この大胆かつ詩的な世界観こそ、藤子・F・不二雄作品が持つSF(すこし・ふしぎ)の真骨頂です。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。