小池百合子カイロ大卒業疑惑の真相|元側近告発と現地公文書の闇
この疑惑が社会的な争点として定着した背景には、作家・石井妙子氏による長編ノンフィクション『女帝 小池百合子』の存在がある。綿密な取材と膨大な証言をもとに構成された同書は、ベストセラーを記録すると同時に、彼女が築き上げてきた経歴の虚飾を容赦なく剥ぎ取った。
同書で特に注目されたのが、1970年代にカイロで小池氏と同居していた日本人女性の詳細な日記と証言だ。女性が書き残していたのは、追試に苦しみ、進級すらままならず、最終的に大学から退学を余儀なくされたひとりの留学生の姿だった。首席卒業はおろか、正規の学士号取得すら疑わしいとする具体的ディテールは、読者のみならず政治ジャーナリズム界にも強烈な一撃を与えた。
単なる噂話として処理されてきた事象が、一級の調査報道によって「逃れられないファクト」へと昇華した。石井氏が掘り起こした証言群は、現在もなお疑惑追及の揺るぎない土台として機能し続けている。