キイロスズメバチに刺されたら?命を守る緊急応急処置と受診の目安
キイロスズメバチの毒の強さと症状は、単体の一撃における毒量こそオオスズメバチに及ばないものの、含まれる発痛物質や細胞破壊酵素の毒性は非常に強力です。局所には激痛が走り、直後から赤く腫れ上がります。
局所的なスズメバチに刺された腫れのピークは何日目かというと、一般的に刺傷後24時間〜48時間(1〜2日後)に最大の腫れと痒みが訪れます。通常の局所反応であれば、適切な冷却と薬剤塗布により3日〜1週間程度で徐々に沈静化していきます。
よく知られる「スズメバチに刺されたら2回目は死亡リスクが高い」という説には、免疫学的な背景があります。1回目の刺傷によって体内にハチ毒特異的IgE抗体が作られる(感作される)と、2回目以降に毒が体内に入った際、肥満細胞から大量の化学伝達物質が一気に放出されてアナフィラキシーを引き起こす確率が跳ね上がります。
ただし注意すべきは、「1回目だから絶対に安全」というわけではない点です。体質や過去の別種昆虫による感作、あるいは多数箇所を同時に刺された場合には、初撃であっても直接的な毒性作用やアレルギーによって重篤な状態に陥ることがあります。