深川製磁の偽物は存在するのか?富士山マークの見分け方と裏印の真相

深川製磁の偽物は存在するのか?富士山マークの見分け方と裏印の真相について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。

深川製磁のコレクションにおいて、特に高い人気とリセールバリューを誇るのが名作シリーズ「ブルーチャイナ」や、明治・大正期に作られた「オールド深川」です。

1900年のパリ万国博覧会で最高名誉金賞を受賞した大花瓶に代表されるように、創業期から昭和初期にかけて欧米へ輸出されたオールド深川は、美術品としての評価が確立しています。透き通るような薄手の磁肌に、職人が手作業で描き込んだ金彩やフカガワブルーの絵付けが施された花瓶や飾皿は、骨董市場において1点あたり数万円から数十万円の高額査定が付くことも珍しくありません。

一方、昭和から平成にかけて日常使いの名品として大ヒットした「ブルーチャイナ」シリーズ(白磁に青い小花柄を散らした意匠)や宮内庁御用達の銘が入った茶器揃えなどは、贈答用としての需要が根強く、未使用の木箱(共箱)付きであれば一揃えで5,000円〜30,000円前後の安定した相場で取引されています。査定においては、絵付けの擦れや高台の欠けの有無はもちろん、オリジナルの箱や栞(しおり)が揃っているかどうかが価格を大きく左右します。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。