屋島レクザムフィールド完全解剖!予約の裏技と新設備を徹底追跡
かつてこの地にあった旧競技場は、1953年の開場以来、幾多の名勝負を刻んできた。しかし、耐震性の問題や設備の老朽化は避けて通れず、一時は存続のあり方を巡って激しい議論が交わされた経緯がある。その転換点となったのが、高松市が主導した屋島競技場再整備プロジェクトだった。
構想を力強く牽引したのは大西秀人市長を中心とする市政陣だ。掲げたテーマは極めて明確だった。「競技者のためだけの閉ざされた砦にしない」。古代の山城や合戦の舞台として知られる名峰・屋島のシルエットを損なわず、むしろ景観と調和する流線型の大屋根を採用。スタンド下には市民が雨の日でも気軽にウォーキングできる屋根付き回廊を整備するなど、日常の暮らしに溶け込む工夫が随所に散りばめられた。