黒執事ジョーカーの壮絶な過去と最期|義手の秘密と結末の真相
華麗なテント興行で民衆を魅了する「ノアの箱舟サーカス」において、団長兼司会進行役、さらにジャグリングや火吹き芸を担当するのがジョーカーです。道化師のメイクを施し、陽気で面倒見の良い兄貴分として団員たちを束ねる彼ですが、その出自は極めて過酷なものでした。
黒執事ジョーカー過去を辿ると、彼はロンドンの最貧困街(スラム街)で生まれ育った孤児でした。生まれつき右腕を欠損していたジョーカーは、同じく身体に障害を抱えていたビースト(義足)、ダガー(義足)、ピーター、ウェンディ、ジャンボ、ドールらと共に、ゴミを漁り、過酷な路地裏で肩を寄せ合って生き延びていました。
飢えと病で命を落としかけていた彼らを救い出したのが、貴族であるケルヴィン男爵です。男爵は子供たちを保護し、生活の糧としてサーカス芸を学ばせ、失われた手足の代わりに特製の義肢を与えました。路上生活から一転して「生きる場所」と「家族」を得たジョーカーたちにとって、ケルヴィン男爵は文字通りの救世主であり、盲従すべき「お父様」となったのです。