広瀬アリス主演『L-エル-』愛と波乱の壮絶人生と隠された真実
この壮大なコンセプトアルバムを実写映画化するという難工事に挑んだのが、2016年公開の映画『L-エル-』である。主演を務めた広瀬アリスは、少女時代から波乱万丈の晩年期に至るエルの凄惨な人生を全身全霊で演じきり、女優としての評価を決定づけた。
ファンタジックでありながら退廃的な世界観を表現するため、全編にわたって最先端のCG技術と独特のカラーグラデーションが駆使された。邦画の枠組みにとらわれない絵画的な映像美は、まさにyasuが描いた抒情的な世界観をスクリーン上に完全再現したと言っても過言ではない。
厳しい環境下で心身ともに追い詰められていく広瀬アリスの真に迫る怪演は、スクリーン越しに鑑賞者の胸を揺さぶる。avex traxが手掛けた音楽と完全融合した映像表現は、今なお日本の映画史において異彩を放つカルト的名作として語り継がれている。