ダックスのライオンカットで後悔ゼロ!プロが明かす失敗回避の極意
ライオンカットを検討する上で避けて通れないのが、短く刈り込むことで生じるリスクである。ミニチュアダックスフンドのようなダブルコート(二重構造の被毛)を持つ犬種は、密生した下毛(アンダーコート)と外側の長毛(オーバーコート)が体温調節や紫外線ガードの役割を果たしている。
バリカンで根元近くから刈り込むと、毛周期が乱れて毛が一時的あるいは長期にわたり生え揃わなくなる「アロペシアX(剃毛後脱毛症)」を引き起こす可能性がある。臨床現場の獣医師は「一見涼しそうに見えても、被毛本来の断熱機能を失うことで直射日光の影響を受けやすくなり、かえって熱中症や皮膚疾患を招く危険がある」と注意を呼びかけている。
また、一度短くカットした後に毛質がゴワゴワに変化したり、毛色が退色したりする現象も確認されている。一度変わった毛質が完全に元通りになる保証はないため、カット前の慎重な判断が求められる。