中学生のフケに悩む保護者必見!ホルモン乱れと最新シャンプー法
近年の皮膚科学の進歩は、頭皮表面に生息する皮膚常在菌の精密な生態を明らかにしている。なかでも鍵を握るのが、皮脂を栄養源とする真菌の一種、マラセチア菌だ。通常であれば頭皮の弱酸性環境を維持する味方だが、過剰な皮脂を餌にして異常繁殖すると、刺激性の高い遊離脂肪酸を大量に生み出す。
この刺激物質が頭皮を炎症させ、フケの大量発生を極限まで加速させる。かつて大反響を呼んだNHKスペシャル「からだの不思議」でも、体表の微小生物群(マイクロバイオーム)のバランス崩壊が全身の健康トラブルに直結する仕組みが特集され注目を集めた。かゆみやフケが気になるあまり、1日に何度も強力な石鹸で頭を洗う行為は、皮脂膜を破壊して善玉菌まで死滅させ、結果的にマラセチア菌の暴走を助長する悪循環を生む。