映画『繋いだ手』衝撃のラストと未公開シーンの全貌【独占取材】
是枝裕和監督といえば、カンヌ国際映画祭をはじめ世界最高峰の舞台で高く評価されてきた。しかし本作において監督が挑んだのは、従来の情感あふれるドラマツルギーと、息もつかせぬスリラーの極限的な融合だった。脚本の推敲には実に3年以上の歳月が費やされている。
制作関係者によると、監督は撮影中も現場でキャストのリアクションを見ながら、リアルタイムでセリフやカット割りを変更したという。登場人物たちの手元や目線の動きなど、一見何気ないカットに緻密な暗号を仕込む手法は、正に映画職人としての真骨頂だ。「登場人物の手が繋がれる瞬間、そこに愛があるのか、それとも恐怖があるのか。それを観客に委ねたかった」と監督は語っている。