人生の迷いを解くエリクソンの発達段階8選!年齢別課題を徹底解説

人生の迷いを解くエリクソンの発達段階8選!年齢別課題を徹底解説に関する深掘り記事を分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

人生の最終章となる第8段階の老年期では、身体機能の低下、社会的役割からの退職、親しい人との死別など、避けることのできない多くの「喪失体験」が訪れます。この時期の危機が「自己統合 対 絶望」です。

自己統合とは、過去の失敗や栄光を含め、「これまでの人生は色々あったが、あれで良かったのだ」とかけがえのない自己の一回性を受け入れる境地を指します。自分の限界と宿命を肯定的に抱きとめることで、人は死に対する過度な恐怖を手放し、後世を見守る「英知(知恵)」を獲得します。

対して「別の生き方をしていれば」「あの選択さえ間違えなければ」と過去を呪い、やり直しのきかない時間への悔恨に囚われる状態が「絶望」です。エリクソンの妻であり共同研究者でもあったジョアン・エリクソンは、90代以降の超高齢期を「第9段階」として捉え直し、再び自立の制約を受け入れながらも精神的な超越を目指す重要性を説きました。超高齢社会を生きる私たちにとって、この統合のプロセスは極めて身近なテーマとなっています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。