「不死身の分隊長」伝説の全貌:アンガウル島から渋谷大盛堂書店へ
復員を果たした彼は、銃をペンと本に持ち替え、昭和24年に東京・渋谷の駅前に大盛堂書店を創業した。「日本が二度と過ちを繰り返さないためには、人々に知識と教養が不可欠である」という強い信念が、彼を出版業界へと突き動かした。
かつて戦場で死線を超えた男が創り上げた書店は、文化人や若者が集う知性の拠点へと成長を遂げた。一書店主に収まらず、出版・流通の現場に情熱を注ぎ続けた姿勢は、戦後日本の精神的復興を支える大きな力となった。