キョンシー出演者の死亡理由と呪いの真相|霊幻道士キャストの現在
『霊幻道士』で運動神経抜群の色男の弟子・秋生(チュウサム)を演じたチン・シュウホウ(銭小豪)の足跡も、キョンシー映画の光と影を象徴しています。
チン・シュウホウはキョンシーブームの終焉後、香港映画界の衰退やプライベートのトラブルにより、一時期芸能活動の停滞を余儀なくされました。かつてのカンフースターたちが高齢化や病で去っていく中、彼は不遇の時代を耐え抜きました。
彼のキャリアが劇的な転換を迎えたのは、2013年に公開されたジュノ・マック(麦浚顔)監督の映画『キョンシー(原題:殭屍 / Rigor Mortis)』でした。この作品は、かつてキョンシー映画で一世を風靡しながらも落ちぶれ、自殺を図ろうとする元アクション俳優(チン・シュウホウ自身を投影した役柄)を主人公に据えた、ダークで重厚なホラーノワールです。劇中には亡きラム・チェンインやリッキー・ホイへの深い哀悼とリスペクトが散りばめられ、世界的な映画祭で絶賛を浴びました。
この作品を契機に完全復活を遂げたチン・シュウホウは、ラム・チェンイン亡き後の「正統派道士」の看板を自ら背負い、中国・香港で制作される数々のキョンシー・霊幻系配信映画で道士役を演じ続けています。彼が現場で語る「ラム道士が創り上げた魂を途絶えさせない」という覚悟は、多くのオールドファンに熱い感動を与えています。