乳がんの種類の違いとは?サブタイプ別の特徴と最新治療・予後を徹底解説

乳がんの種類の違いとは?サブタイプ別の特徴と最新治療・予後を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

2026年最新乳がん治療ガイドラインにおける最大のトピックは、遺伝子パネル検査と新規薬剤の組み合わせによる「個別化(プレシジョン・メディシン)のさらなる精密化」です。

乳がん種類別の抗がん剤適応を判断する現場では、ルミナル型乳がんに対して「オンコタイプDX(Oncotype DX)」をはじめとする多遺伝子アッセイが保険診療で完全に定着しています。これにより、腫瘍の遺伝子発現パターンから将来の再発リスクを数値化し、「抗がん剤の上乗せ効果が本当にある患者」だけを正確に見極めて過剰な抗がん剤投与を避ける運用が標準化されました。

さらに、薬剤送達技術の結晶である「抗体薬物複合体(ADC)」の進化が目覚ましい成果を上げています。HER2低発現(HER2-low / HER2-ultralow)と呼ばれる、従来の分類では陰性とみなされていた層に対しても「トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)」が適応を拡大し、治療の選択肢が格段に広がりました。トリプルネガティブに対しても、免疫チェックポイント阻害薬や新たなADC製剤(サシツズマブ ゴビテカン等)の導入が進み、難治とされた領域の生存期間が着実に延伸しています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。