キユーピー3分クッキング徹底解剖!日テレとCbcの違いと活用術
番組を見るすべての人が一度は抱く疑問が、「放送時間が10分あるのに、なぜ3分クッキングなのか」という点でしょう。実際の放送枠は10分間(CMを除いた正味時間は約7〜8分)であり、紹介される料理の多くも下ごしらえを含めると15分〜30分程度を要します。
番組関係者の記録や社史によると、1962年の放送開始当初は放送枠が5分で、CM等を除いた本編が本当に正味3分間でした。「手軽にパパッと作れる家庭料理のヒントを届ける」というコンセプトから『3分クッキング』と名付けられ、インスタントラーメンの普及とともに「3分=手軽さの象徴」として定着した経緯があります。その後、視聴者から「手順をもう少しゆっくり見たい」「下処理のコツを詳しく知りたい」という要望が寄せられ、1960年代後半から70年代にかけて枠が拡大され、現在のスタイルが確立されました。
そして番組の代名詞といえば、誰もが口ずさめるあの軽快なオープニングテーマです。原曲はドイツの作曲家レオン・イェッセルが1905年に作曲した観賞用行進曲『おもちゃの兵隊の行進(Parade of the Wooden Soldiers)』。トイ・ソルジャーたちがカタカタと行進するコミカルで可愛らしいリズムが、「手早くリズミカルに料理を作るイメージに合致する」として採用されました。時代に合わせてシンセサイザー音源やフルオーケストラ風、アコースティックアレンジなど幾度ものリニューアルを経ていますが、基本旋律は半世紀以上変わることなく受け継がれています。