ゲロを吐く方法は危険?楽になる正しい吐き気対処法とNg行動を徹底解説
胃の中に残っているものを出せば楽になるという思い込みから、喉の奥に指やスプーンを突っ込んで無理やり吐こうとする人が後を絶ちません。しかし、医学的な観点から言えば、無理に吐く行為は極めてハイリスクなNG行動です。
胃から逆流する強酸性の胃液は、食道や咽頭の粘膜に激しい炎症をもたらします。強い腹圧をかけて嘔吐を誘発した結果、食道と胃の接合部が裂けて大量出血を起こす「マロリー・ワイス症候群」を発症するケースも珍しくありません。さらに、吐瀉物が気管に入り込むと、激しい呼吸困難や誤嚥性肺炎、最悪の場合は窒息死を引き起こす危険性すらあります。
体が自然に催す嘔吐反射は生体防御反応ですが、道具や指で人為的に胃の中身を絞り出す行為は百害あって一利なしです。吐き気があるときは「無理に出す」のではなく、「自然な排出に備えつつ負担を逃がす」姿勢へと切り替える必要があります。