新幹線一番前の席は本当に快適か?足元と荷物ルールの落とし穴
荷物の持ち込みルールと電源の使い勝手も、席選びを大きく左右する要因だ。特に海外旅行用の巨大なスーツケースを携える移動では、指定席の運用ルールに注意しなければならない。現在導入されている「特大荷物置場付き座席」は、主に車両の最後部座席の後方スペースを指す。最前列の壁前スペースは、原則として特大荷物の保管場所としては認められていないため、大きな荷物を持ち込む際は予約枠の取り違えに留意する必要がある。
電源環境においては著しい進化が見られる。最新鋭のN700S系新幹線では全座席の肘掛けにコンセントが標準装備されたが、従来型の車両では一番前の席のコンセントは足元の壁面に設置されていた。そのため、短い充電ケーブルではPCやスマートフォンまで届かないトラブルが頻発していた経緯がある。東海旅客鉄道株式会社(JR東海)による車両のアップデートによって居住性は格段に向上したものの、乗車する列車がどの形式かによって車内ワークの快適性は左右される。