黄色いスポンジに命を吹き込んだ声優たち――『スポンジ・ボブ』日本語版キャストが繋ぐ、世代を超えた「あの声」の絆
1999年にアメリカで放送が開始され、日本でも2000年代初頭から本格的に上陸した『スポンジ・ボブ』。その日本語版の初代キャストを務めたのが、俳優・声優として活躍した壇臣幸氏だ。彼の演じるスポンジ・ボブは、単なるカートゥーンのキャラクターにとどまらない、どこか人間味のある泥臭さと、底抜けの明るさを同居させていた。
壇氏の突き抜けるようなハイトーンボイスは、日本の視聴者に強烈なインパクトを与えた。彼が作り上げたキャラクターの方向性こそが、日本における作品人気の礎となったことは疑いようがない。2013年に彼が急逝した際、多くのファンが深い悲しみに暮れたのは、彼の声が日常の一部になっていたからに他ならない。