心電図の異常波形一覧と見分け方!危険なサインと緊急対応を徹底解説
徐脈性不整脈の代表格である房室ブロック症状理由は、心房から心室へ電気信号を中継する房室結節の機能低下や器質的障害にあります。心室への伝導が遅延するI度、間歇的に途絶えるII度(Wenckebach型とMobitz II型)、そして完全に遮断されるIII度(完全房室ブロック)に分類されます。
特にMobitz II型とIII度は、心拍数が毎分30〜40回台まで激減し、脳血流が不足してめまいや失神、急性心不全を誘発するため、速やかなペースメーカー植込みの適応となります。
一方、心室内で左右に分かれる刺激伝導路の障害である脚ブロック波形違い2026年最新の知見では、右脚ブロック(CRBBB)と左脚ブロック(CLBBB)の臨床的意義の違いがより明確に区別されています。
右脚ブロックは胸部誘導V1で「M型(rsR'パターン)」のQRS波を呈し、健常者や若年層の検診でもしばしば偶発的に発見されます。基礎心疾患がなければ予後良好なケースが大半です。しかし、左脚ブロック(V1で幅広く深いS波、V6で幅の広いR波)は、拡張型心筋症、虚血性心疾患、重度の大動脈弁狭窄症など重篤な心臓基礎疾患を合併している割合が有意に高く、新規に出現した左脚ブロックは心筋梗塞と同等の緊急性を持って精査されます。