感情と本能を操る大脳辺縁系とは?扁桃体と海馬の秘密を徹底解剖

感情と本能を操る大脳辺縁系とは?扁桃体と海馬の秘密を徹底解剖に関する質問を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご確認ください。

ネット上の情報では「大脳辺縁系は原始的だから抑え込むべき」「理性が常に感情に勝つべき」といった極端な言説が見受けられますが、これは脳科学的に誤った認識です。

感情や直感を司る大脳辺縁系の働きが鈍ると、人間は合理的な意思決定すらできなくなります。神経科学の研究では、感情中枢に損傷を負った患者は、日常の些細な選択(昼食のメニュー選びなど)に何時間も迷い、決断不能に陥ることが判明しています。大脳辺縁系が生み出す「好き・嫌い」「快・不快」の直感シグナルがあってこそ、前頭前野はスムーズに取捨選択を実行できます。

【プロの結論】脳の仕組みを活かせる人・疲弊しやすい人の特徴

大脳辺縁系の特性を理解し、日常に活かせている人とそうでない人には明確な行動パターンの違いがあります。

【脳の疲弊を回避できる人の特徴】
・感情が高ぶった際に深呼吸や言語化を行い、前頭前野へ血流を戻す習慣がある
・質の高い睡眠を確保し、海馬の記憶整理と老廃物排出を促している
・適度な運動を取り入れ、神経栄養因子(BDNF)の分泌を活性化させている

【扁桃体を暴走させやすい人の特徴】
・怒りや不安を「気合い」だけで我慢しようとし、感情を抑圧し続ける
・深夜までスマートフォンを閲覧し、視覚刺激で扁桃体と視床下部を興奮させている
・マルチタスクを常態化させ、前頭前野のワーキングメモリを常に枯渇させている

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。