厚底20Cmは本当に歩ける?転倒リスクと痛み対策・選び方の極意

厚底20Cmは本当に歩ける?転倒リスクと痛み対策・選び方の極意とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

ネット上には「厚底ならヒールが太いから絶対に転ばない」「サンダルの方が軽くて楽」といった誤った言説が散見されますが、これは極めて危険な誤解です。

まず、「ウェッジソールや極太ブロックヒールなら安全」という神話。実は、接地面が広いプラットフォーム靴ほど、路面のわずかな傾斜や点字ブロック、段差に乗り上げた際、ソール全体がテコの原理で足首を外側へ跳ね上げるトルク(回転力)が強烈に働きます。ピンヒールであれば滑って逃げられる場面でも、無骨なブロックソールは足首を一撃で持っていかれるリスクがあり、捻挫の重症化度はむしろプラットフォーム型の方が高いケースすらあります。

もう一つの盲点は、「階段の上り下り」と「舗装路のアスファルトの亀裂」です。厚底20cmを履いた状態での下り階段は、足首が底屈(つま先が下がる)できず、足の前半分が宙に浮くため、命綱なしで崖を降りるに等しい危険が伴います。現場を知るレイヤーやダンサーは、移動時は必ずスニーカーやフラットシューズを着用し、本番の撮影位置・ステージ上でのみ20cmに履き替えるという厳格なセーフティプロトコルを徹底しています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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