恋のAbcとは?意味と順番・昭和の流行語から現代版まで徹底解明
基本の3ステップであるABCが定着すると、学校の教室や深夜ラジオのリスナーコミュニティを中心に「Cの先には何があるのか?」という議論が自然発生的に巻き起こりました。これが後に語り継がれる「D以降のバリエーション」です。
地域やコミュニティによって諸説ありましたが、昭和末期から平成初期にかけて最も共有されていたDの解釈には、以下のような複数のパターンが存在しました。
- D=デート(Date) / ドライブ(Drive):
肉体関係を結んだ後に、改めて原点に立ち返って昼間の純粋な交際を楽しむという逆説的な意味合い。 - D=別れ(Depart / Divorce / ドタキャン):
肉体関係を持った途端に情熱が冷めて破局を迎える、あるいは関係が解消されるというシニカルなオチ。 - D=同棲(Dousei):
日本語のローマ字表記を織り交ぜ、より深い生活共同体へと進むステップ。
さらに1990年代以降は「DEFZ」といった拡張版や、2000年代以降のマッチングアプリ普及期に見られるようになった逆転現象「HIJK」など、時代ごとの恋愛リアリティを投影した派生型が確認されています。
特に興味深いのは、2000年代以降にネット掲示板等で囁かれるようになった「HIJK」の存在です。ここでは最初のステップが「H(エッチ=性行為)」から始まります。先に肉体的な相性やカジュアルな接触を経験してから、後追いで「I(愛)」が育まれ、同棲や結婚へ進むという順序は、交際前の性的親密さを許容する現代的なカップル像を巧みに捉えています。