毎月繰り返す生理前ニキビの真相|ホルモンの正体と正しい治し方

話題沸騰中の 毎月繰り返す生理前ニキビの真相|ホルモンの正体と正しい治し方について、多角的な視点をご紹介しています。

生理前の肌トラブルの根本的な原因を解き明かす鍵は、月経周期に伴う2つの女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌バランスの急変にあります。

月経周期のうち、排卵後から次の月経が始まるまでの約14日間は「黄体期」と呼ばれます。この時期、体内では妊娠を維持するためのプロゲステロンの分泌量がピークに達します。このプロゲステロンは男性ホルモン(アンドロゲン)と受容体構造が極めて類似しており、皮脂腺を強力に刺激して皮脂分泌を通常時の約1.5倍近くまで活性化させます。

さらに厄介なのが、肌のバリア機能と角質の変化です。排卵前まで肌のみずみずしさとキメを保っていたエストロゲンの分泌量が急激に低下するため、肌の水分保持能力が落ちて角質層が厚く硬くなります(過角化)。「過剰に分泌された皮脂」と「硬くなって狭まった毛穴出口」が重なり合うことで毛穴詰まり(面皰:コメド)が瞬時に形成され、内部でアクネ菌が増殖して炎症性の赤ニキビへと発展する仕組みです。

「生理前ニキビはいつからいつまで続くのか」という疑問に対しては、排卵直後(生理の約14日前)から徐々に皮脂が増え始め、生理の3〜7日前に炎症のピークを迎えるのが一般的な経過です。そして月経が始まるとプロゲステロンが急落し、エストロゲンが再び上昇に転じるため、生理の終わりとともに肌状態は自然と落ち着きを取り戻します。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。