なぜ赤穂の「あこうぱん」に行列が?常時200種の魅力と混雑攻略法
地方都市の個店でありながら、なぜ「あこうぱん」には平日・休日を問わず途切れることのない行列ができるのか。その核心は、一般的なベーカリーの常識を覆す「毎日200〜250種類」という桁外れの品揃えと、徹底した顧客目線の価格設定にあります。
日本の標準的な街のベーカリーが1日に並べるパンは平均40〜60種類程度とされています。それに対して、あこうぱんの店内には所狭しと焼き立てのパンがひしめき合い、トレイを手にした客が通路を目移りしながら回遊します。定番の総菜パンや菓子パンにとどまらず、季節の柑橘を使った創作デニッシュ、和の食材を巧みに取り入れたパン、さらには思わずクスリと笑ってしまうユニークなネーミングが付けられたオリジナルメニューまで、棚は常に躍動感に満ちています。
地元に根付く日常使いのパン屋でありながら、ドアを開けた瞬間にテーマパークのような高揚感を提供する仕掛け。店主の飽くなき探求心とパン作りに注がれる膨大なエネルギーこそが、赤穂市内のパン屋という枠組みを超え、播州赤穂駅周辺のグルメシーンを代表する目的地へと押し上げた原動力です。