鬼滅の刃・霞の呼吸一覧!時透無一郎が玉壺を葬った全型の威力と真相
鬼殺隊の歴史において、風の呼吸から派生したとされる「霞の呼吸」。その本質は、周囲に濃密な霧や霞が立ち込めたかのように錯覚させ、敵の知覚を奪う足運びと太刀筋にあります。時透無一郎が披露した型は全部で七つ存在し、そのうちの最終型である漆ノ型は彼自身が独自に創出した技です。
ここでは、原作漫画およびアニメーションで描かれた描写に基づき、各型の構造と威力を克明に紐解いていきます。
壱ノ型:垂天遠霞(すいてんとおがすみ)
天に向けて刃を垂直に突き出す、極めて貫通力の高い一点集中の突き技です。玉壺が放った「水獄鉢(すいごくばち)」に閉じ込められた際、内部から脱出するために繰り出されました。この時は水圧と粘性によって破ることは叶いませんでしたが、対象の急所を的確に貫く直線的な威力は、派生元である風の呼吸の鋭利さを色濃く残しています。
弐ノ型:八重霞(やえがすみ)
幾重にも重なる霞のように、瞬く間に連続して放つ斬撃の連打です。無一郎の研ぎ澄まされた連撃は、四方八方から迫る敵の攻撃を切り刻んで無力化する防御・迎撃の性質を兼ね備えており、敵の反撃の隙を瞬時に奪い去ります。
参ノ型:霞散の飛沫(かさんのしぶき)
霞を力強く薙ぎ払うが如く、素早く弧を描いて回転しながら繰り出す防御型の斬撃技です。玉壺が放った猛毒の魚の群れを一瞬で叩き落とし、自身へのダメージを完全に無力化しました。敏捷な身のこなしと刃の軌道が美しく調和した迎撃技といえます。
肆ノ型:移流斬り(いりゅうぎり)
流れる霞のように滑らかに身を滑らせ、すれ違いざまに敵を両断する流麗な太刀筋です。玉壺の放った巨大な触手攻撃をいなしながら、淀みない流れるような動作で瞬時に間合いを詰めて斬撃を浴びせました。
伍ノ型:霞雲の海(かうんのうみ)
低空から超高速で疾走し、幾重にも重なる霞の波のように広範囲を切り刻む連続技です。立ち込める雲海のごとく細かな太刀筋が無数に重なり合い、玉壺の繰り出した無数の毒針をすべて斬り刻みながら、本体へと肉薄する圧倒的な攻撃密度を誇ります。
陸ノ型:月の霞消(つきのかしょう)
宙へと大きく跳躍し、広範囲にわたって霞のように広がる無数の斬撃を雨のように降らせる技です。上空からの変幻自在な軌道と、空間全体を切り裂くような圧倒的な手数によって、周囲を取り囲む群れを一網打尽にします。
漆ノ型:朧(おぼろ)
時透無一郎が独自に編み出した、霞の呼吸の最高到達点たるオリジナル技です。動きに極端な緩急をつけ、敵の視界を攪乱します。姿を見せる際は亀のように緩慢に、しかし姿を消す瞬間は瞬きよりも速く疾走するため、相対する相手からは「まるで霞に巻かれて姿が消えた」かのように錯覚します。この変幻自在の歩法により、上弦の伍・玉壺は頸を刎ねられる瞬間まで無一郎の間合いを捉えることができませんでした。