指の第二関節テーピング術|突き指やブシャール結節を防ぐ固定法
誰でも失敗なく安定した固定力を得られる代表的なテクニックが、隣り合う健康な指を活用するバディ固定と、関節の横ブレをピンポイントで制動するクロス巻き(Xサポート)です。
1. 最も手軽で安全な「バディ固定」の手順
バディ固定は、負傷した指の隣にある指を「天然の添え木」として利用する極めて合理的な固定法です。人差し指なら中指、薬指なら中指または小指とペアにします。
手順1:第二関節と第一関節(指先側)の間に、厚さ2〜3mm程度に畳んだガーゼや小さなコットンを挟みます。指同士が直接密着し続けると汗で皮膚がふやけ、接触皮膚炎(汗疹)の原因になるためです。
手順2:非伸縮テープ(12mm幅)を用意し、指の第二関節より「根元側(基節骨)」で2本の指を束ねるように1周半巻きます。
手順3:続いて、第二関節より「指先側(中節骨)」でも同様に2本の指を束ねて1周半巻きます。
※第二関節の曲がるシワの真上にはテープをかけず、関節を挟んで上下2箇所を止めるのが自然な曲げ伸ばしを可能にする秘訣です。
2. 競技力と固定力を両立する「クロス巻き(Xサポート)」のコツ
バスケットボールやバレーボールなど、指の屈伸をある程度確保しつつ側副靭帯を守りたいシーンでは、クロス巻きが真価を発揮します。
ステップ1(アンカーテープ):指を軽く曲げた自然なリラックス状態(約20〜30度の軽度屈曲位)を保ちます。第二関節の手前(根元側)と奥(指先側)に、土台となるアンカーテープをそれぞれ1周巻きます。
ステップ2(側面の縦サポート):痛む側の側副靭帯(指の側面)に沿って、根元のアンカーから指先のアンカーへと縦に1本テープを渡します。
ステップ3(Xサポートの配置):次に、根元側アンカーの側面から斜め上へ、第二関節の側面中央で交差するようにテープを貼り、指先側アンカーへ接続します。反対の斜め方向からも同様に貼り、側面に綺麗な「Xの字」を描きます。
ステップ4(アンカーの固定):最後に、貼ったテープの両端が剥がれてこないよう、上下のアンカーの位置にもう一度テープを巻いて留めます。