番線の締め方図解|シノの回し方と切れる原因を防ぐプロの技2026

番線の締め方図解|シノの回し方と切れる原因を防ぐプロの技2026に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

安全な施工を行う上では、作業箇所の負荷に応じた正しい規格の番線を選択することが大前提となります。日本産業規格(JIS G 3532)において、なまし鉄線(SWM-A)は線径(太さ)ごとに番手(#)が定められています。数字が小さくなるほど太く、引張強度が増大します。

番手・規格線径(直径)・耐力目安一般的な現場基準・用途編集部の見解・実務評価なまし番線 #10
(10番線)公称線径:約3.2mm
破断荷重:約2.5〜3.0kN/本本設に近い足場控え、型枠のセパレーター補強、重機輸送時の仮固定剛性が極めて高く高強度だが、手締めには強い握力と熟練度が必須。ダブル掛けで絶対的な安心感を得られる標準材。なまし番線 #12
(12番線)公称線径:約2.6mm
破断荷重:約1.6〜2.0kN/本仮設足場の壁つなぎ補助、シート張り、軽・中量資材の荷崩れ防止しなやかで扱いやすく、初心者がシノの回し方を習得するのに最適。足場用途では安全率確保のためダブル掛けが基本。なまし番線 #8
(8番線)公称線径:約4.0mm
破断荷重:約4.0kN以上/本トラック荷締め番線固定法、大型丸太足場、土木護岸工事の巨石結束非常に硬く、大型のロングシノやバールがなければ絞り切れない。一般的な住宅足場では過剰スペックとなるケースが多い。結束線(細線)
(#20〜#21)公称線径:約0.8〜0.9mm
手ハッカー使用前提基礎配筋・鉄筋交差部の結束専用用途が根本的に異なり、構造物や単管パイプの緊結には絶対に使用不可。混同による事故に注意が必要。

建設現場足場安全基準に照らし合わせた場合、足場材の緊結補助には「#10〜#12のなまし番線を二重(ダブル)で使用すること」が実務上のスタンダードです。一重(シングル)掛けでは万が一の局所破断時に一瞬で拘束力を失いますが、ダブル巻きにしておくことで応力が分散され、作業員の生命を守るフェイルセーフとして機能します。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。