御堂筋線の車内で火災!バッテリー破裂の恐怖と手荷物規制の全貌
私たちの生活に不可欠となったスマートフォンやノートPCを支えるリチウムイオン二次電池。その内部は極めて精密かつデリケートだ。正極と負極を隔てるセパレータがわずかでも破損すれば、内部短絡(ショート)を起こして数秒で数百ミリ秒単位の急激な温度上昇、いわゆる「熱暴走」へと突入する。
本来、日本国内で販売される製品にはPSEマーク(電気用品安全法)の取得が義務付けられている。しかし近年、海外直送の越境ECサイト等を通じて、安全基準を満たしていない粗悪なバッテリーや、偽装されたマークを掲げた危険製品が大量に流入している。衝撃への耐性や過充電保護回路が脆弱な設計のまま放置されたバッテリーは、混雑した車内での外部圧迫や冬場の急激な温度変化といったわずかなトリガーで、容易に火炎放射器と化してしまう。