豆乳にお酢を入れると固まるのはなぜ?理由と失敗しない黄金比率を解説
豆乳にお酢を加えたときに生じるトロリとしたとろみやモロモロとした固まりは、豆乳のたんぱく質が酸によって凝固する反応によるものです。
豆乳の主成分である「グリシニン」などの大豆たんぱく質は、通常はマイナスの電気を帯びて反発し合い、水分の中に均一に溶け込んでいます。しかし、そこへ酸性度の高いお酢(酢酸)が加わると、豆乳のpH(水素イオン濃度)が酸性側へと傾きます。たんぱく質のプラスとマイナスのバランスが電気的に中和される「等電点(pH4.5付近)」に達すると、反発力を失ったたんぱく質同士が手を取り合うように結合し、網目構造を作って水分を抱え込みながら固まるのです。
牛乳からヨーグルトやチーズができるのとまったく同じ原理であるため、分離したものを食べても健康上の問題は一切ありません。酸味が加わることでさっぱりとした味わいになり、消化吸収もスムーズになる優れた変化です。