Back Number「クリスマスソング」冬の定番となった理由と誕生秘話
「クリスマスソング」は、2015年10月期に放送されたフジテレビ系月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』の主題歌として制作されました。当時、すでに若者を中心に絶大な支持を集めていたback numberですが、ゴールデンタイムの王道ラブコメディの主題歌を担当することは、バンドにとってキャリアの大きな転換点となりました。
作詞作曲を担当したボーカル&ギターの清水依与吏は、オファーを受けた当初、「クリスマスソング」という直球すぎるタイトルの楽曲を手掛けることに強いプレッシャーと葛藤を抱えていたと当時のインタビューで語っています。ひねくれた視点や泥臭い失恋ソングを得意としてきた彼らにとって、誰もが認める冬のアンセムを紡ぎ出す作業は、自らの音楽的アイデンティティと真正面から向き合う過酷な挑戦でした。
楽曲プロデュースには、Mr.Childrenやサザンオールスターズなど数々の名曲を手掛けてきた小林武史が参加。清水依与吏が持つ繊細で生々しいメロディラインと歌詞に、ストリングスとピアノが美しく重なり合う壮大なサウンドアレンジが加わったことで、バンドの無骨さとJ-POPの王道感が絶妙なバランスで結実したのです。