「坂東太郎」と呼ばれる川はどこ?利根川の由来と日本三大暴れ川の歴史
東遷事業から数百年の時を経た現在も、坂東太郎との戦いと共生は続いています。近年頻発する線状降水帯や大型台風など、激甚化する気象リスクに対し、最新のテクノロジーを駆使した治水対策が展開されています。
その代表格が、広大な一時貯水能力を持つ「渡良瀬遊水地」や、地下深くで洪水を逃す「首都圏外郭放水路」(地下神殿)などの治水ネットワークです。過去の壊滅的な氾濫の教訓を生かした多重防御体制により、下流の首都圏は守られています。
かつて人々を震え上がらせた暴れ川は、現代では首都圏に暮らす約3,000万人の生活用水・農業用水・工業用水を供給する「母なる川」へとその役割を進化させています。