巨大合作『サン ローヤル』始動!日米映画界が震撼する衝撃全貌
演出面において強く意識されているのが、観客の知性を揺さぶる重厚な構造だ。時間軸の巧妙な操作や極限まで無駄を削ぎ落としたリアリズムなど、クリストファー・ノーラン監督作品を彷彿とさせる骨太な作劇が随所に散りばめられている。観客は一瞬たりともスクリーンから目を離すことができない。
そして、物語の精神的支柱として絶対的な存在感を放つのが名優・役所広司だ。善悪の境界線上で苦悶する主人公の複雑な内面を、息をのむような眼差しとわずかな肉体の揺らぎで体現。張り詰めた緊張感の中で繰り広げられる心理戦は、極上のサスペンスとしての純度を極限まで高めている。