パズ・デ・ラ・ウエルタの現在!降板真相と裁判、激動の半生を追う
モデルとして脚光を浴びる一方で、彼女は本格的に映画界へと進出します。1999年の名作『サイダーハウス・ルール』や2002年の青春映画『ウォーク・トゥ・リメンバー』などに出演し、着実にスクリーンでのキャリアを重ねていきました。
彼女の名を一躍世界のシネフィルに知らしめた代表作が、2009年に公開された鬼才ギャスパー・ノエ監督の映画『エンター・ザ・ボイド』です。東京のネオン街を舞台にしたサイケデリックな映像美の中で、主人公の妹リンダ役を演じ、生と死、愛欲の狭間を彷徨う強烈なヌードと狂気の演技を披露。カンヌ国際映画祭をはじめ世界中で賛否両論を巻き起こしながらも、彼女の突出したカリスマ性は高く評価されました。
続いて2010年、名匠マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めたHBOの超大作ドラマ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』で、主人公ナッキー・トンプソンの愛人ルーシー・ダンジガー役に抜擢。1920年代の禁酒法時代を体現する奔放なショーガールを圧倒的な色気で演じ切り、全米映画俳優組合賞(SAGアワード)のアンサンブル演技賞を受賞するなど、女優としてのキャリアは最高潮に達しました。