豪首相の決断がインド太平洋の勢力図を変える:安全保障と資源外交で挑む日豪「新時代」の激震
ハイテク産業と防衛産業の命運を握る重要鉱物(クリティカル・ミネラル)。その供給網から中国の独占的影響力を削ぎ落とす試みが、いま猛烈な勢いで進んでいる。
オーストラリア国内におけるリチウムや稀少土類(レアアース)の採掘・加工インフラに対し、日米からの投資が相次ぐ。精錬プロセスの国内化には莫大なコストと技術的ハードルが立ちはだかるが、経済安保の観点から後戻りはできない。単なる鉱物輸出国から高付加価値な加工拠点へ。この産業構造の変革こそが、国家の長期的な生き残り戦略そのものだ。