西部邁が遺した衝撃の警告!混迷の日本を貫く国家観と思想の真相
西部の肉体は滅びても、その思想的鉱脈は途絶えることなく継承されている。盟友であり日本を代表する社会思想家・佐伯啓思との濃密な対話、そして直系の門下生として最前線で論陣を張る京都大学大学院教授の藤井聡らへと、その精神的遺伝子は引き継がれた。
彼らが核となって刊行を続けるオピニオン誌『表現者クライテリオン』は、まさに西部の精神を受け継ぐ現代の言論砦だ。新自由主義による国土と文化の荒廃を批判し、土木や経済、哲学を横断しながら国家の骨格を問い直すその姿勢には、西部の薫陶が色濃く息づく。単なる教条的な後継ではなく、師の批評眼を武器にしながら現代の新たな危機へ立ち向かう彼らの営みは、保守思想が決して過去の遺物ではないことを証明している。