アニメ中止の深層『二度目の人生を異世界で』炎上劇が残した教訓
騒動が決定的な局面を迎えたのは、出演予定だったキャスト陣の対応だった。主人公・功刀蓮弥役を務める予定だった声優の増田俊樹氏をはじめ、山下七海氏、中島愛氏、安野希世乃氏ら主要キャストが、所属事務所を通じて相次いで降板を発表したのである。
キャスト陣にとっては、自身のキャリアやイメージ、さらには国際的なファンベースを守るための不可避な防衛策でもあった。主要キャストを全て失ったアニメーション制作会社セブン・アークス・ピクチャーズおよび製作委員会は、事実上の制作続行不能に陥る。結果として「アニメ化中止」という前代未聞の告知を出さざるを得なくなった。制作現場が被った損害と混乱は計り知れない。