オレンジと黒の毛虫は毒あり?危険種の見分け方と刺された時の対処法の真相について、専門知識を基に徹底解説します。
庭やベランダで黒とオレンジの毛虫を発見した際、最初に行うべきは「毒針毛(どくしんもう)の有無」と「発生している植物(食草)」の確認です。昆虫の体色は捕食者から身を守るための警戒色(ベイツ型擬態を含む)である場合が多く、見た目の凶悪さと毒性の強さは必ずしも比例しません。
日本国内の住宅地で頻繁に遭遇する代表的な「黒とオレンジ(または赤)」の毛虫・イモムシについて、危険度と特徴を整理した比較データは以下の通りです。
種類名毒の有無・危険度主な発生場所・食草外見の特徴と見分け方ツマグロヒョウモン(チョウ目タテハチョウ科)完全無毒(安全)パンジー、ビオラ、スミレ類背中に鮮やかな赤オレンジの太い一本線。黒い体に無数の鋭いトゲ(肉質突起)があるが柔らかい。タケノホソクロバ(チョウ目マダラガ科)有毒(激痛・発疹)ササ、タケ類、イネ科植物体長約20mm前後。黄色〜オレンジ地に黒い斑紋。微細な毒針毛が束になって生えている。ヒメシロモンドクガ(チョウ目ドクガ科)微毒・個体差あり(要注意)バラ科樹木、マメ科、果樹など広食性黒褐色の体に鮮烈なオレンジの斑点。背中に白や淡黄色のブラシ状の毛束が4つ並ぶ。フクラスズメ(チョウ目ヤガ科)完全無毒(安全)カラムシ、ヤブマオ、イラクサ科体長約70mmと大型。黒地に鮮やかなオレンジや黄色の縦縞。頭部を激しく振る威嚇行動を行う。