永田町を揺るがす師弟の密約!小泉純一郎と小池百合子の暗闘録
この力学をさらに複雑かつ立体的にしているのが、小泉進次郎の存在である。父・純一郎の看板を背負いながら自民党総裁選への挑戦を視野に入れる進次郎に対し、東京都庁の執務室から小池が注ぐ視線は極めて多層的だ。かつて自らを重用したボスの愛息であると同時に、将来的に敵対するかもしれない強大なライバルでもあるからだ。
小池は進次郎の動向を冷徹に観察しつつ、決して決定的な対立関係には持ち込まない。進次郎側もまた、小池の持つ発信力と首都の動員力を無力化することは避ける。純一郎をかすがいとしたこの奇妙な三角関係は、永田町の権力闘争における最大のキャスティングボートを握っている。