小説『国宝』のモデルは誰?喜久雄の元ネタと実在歌舞伎役者の真実
Q1:小説『国宝』は完全な実話・ノンフィクションですか?
A1:完全なフィクションです。ただし、原作者の吉田修一氏が歌舞伎座の黒衣として3年間現場に入り、徹底的な取材を行って執筆されたため、楽屋のしきたりや役者の心理描写が極めてリアルに描かれています。
Q2:主人公・喜久雄のモデルは坂東玉三郎氏だけですか?
A2:門外漢から大名跡の養子となり女形の頂点に立った経歴は坂東玉三郎氏が最も近いとされていますが、芸への狂気や執念には六代目中村歌右衛門氏をはじめとする歴代の伝説的女形のエピソードが複合的に取り入れられています。
Q3:原作小説を読む順番やおすすめの読み方はありますか?
A3:朝日文庫から刊行されている文庫版は「上巻(青春篇)」と「下巻(花道篇)」の全2巻構成となっています。長編ですが、テンポの良い文体と怒涛のドラマ展開により一気に読み進めることができます。映画鑑賞の前後に読むことで、登場人物の細やかな心理描写をより深く味わえます。