平均値の求め方完全解説!公式・Excelから中央値との違いまで

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実務現場で頻繁に発生する計算ミスが、母集団の大きさを無視して平均値同士を足して2で割ってしまう「単純平均の誤用」です。

例えば、100円のリンゴが50個売れた店舗Aと、200円のリンゴが10個売れた店舗Bがあるとします。単価の単純平均は「(100 + 200) ÷ 2 = 150円」ですが、全体の平均販売単価としては誤りです。ここで必要なのが加重平均の求め方です。売れた個数(重み)を反映させ、「(100円×50個 + 200円×10個) ÷ (50個 + 10個) = 7,000円 ÷ 60個 ≒ 116.7円」と計算するのが正解です。

また、アンケート調査などで個々の生データがなく区間ごとの人数しか分からない場合は、度数分布表からの平均値を算出します。この手法では、各区間の中央の値(階級値)に度数(人数)を掛け合わせ、その合計を総度数で割ることで近似値を導き出します。

さらに、投資収益率や経済成長率のように比率や倍率の推移を扱うケースでは、幾何平均と調和平均の概念が欠かせません。

  • 幾何平均(相乗平均):前年比120%(1.2倍)、翌年80%(0.8倍)といった成長率の平均を求める際、掛け合わせて平方根(n乗根)を取る手法(√(1.2 × 0.8) ≒ 0.9798 → 平均約-2%成長)。
  • 調和平均:行きは時速40km、帰りは時速60kmで同じ距離を往復した際の平均時速など、「比率の逆数の平均」を求める手法(2 ÷ (1/40 + 1/60) = 48km/h)。
佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。