シクラメンの花が終わったら?来年も咲かせる夏越しと正しい手入れ法

シクラメンの花が終わったら?来年も咲かせる夏越しと正しい手入れ法についての疑問解決ガイドをお届けします。

シクラメンの花弁が落ちたり色褪せたりしたとき、最もやってはいけないのが「咲き終わった花茎をそのまま放置すること」です。花が終わった後の子房(花の根元)は急速に肥大化し、種子を作ろうとして球根内に蓄えられた貴重なエネルギーをごっそり奪い去ります。翌年も力強く咲かせるためには、咲き終わった花を見つけ次第、即座に取り除く花がら摘みが欠かせません。

ここで重要なのが除去の手法です。一般的な草花のように「ハサミで茎の途中を切る」のは厳禁です。茎の途中を切断して残った軸は、やがて茶色く変色して腐敗し、灰色かび病(ボトリチス病)などの病原菌を呼び寄せて球根そのものを腐らせる直接的な引き金になります。

花がらを正しく処理する際は、茎の根元から抜くコツをマスターしてください。花茎の根元近くを親指と人差し指でしっかりつまみ、少し下方へ押し込みながらくるりと軽く半回転ひねり、真上に引き上げます。こうすることで、刃物を使わずとも球根との接合部から「プチッ」と綺麗に外れ、傷口が最小限に抑えられて自然に乾燥・治癒します。黄色く枯れ落ちた下葉も同様の手順で根元からねじり取ることが、株元の通気性を維持する鉄則です。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。