カマをかけるの意味と由来|浮気や本音を見抜く心理術と対処法

話題沸騰中の カマをかけるの意味と由来|浮気や本音を見抜く心理術と対処法について、詳しいまとめをご紹介しています。

「カマをかける」とは、相手が隠している事実や本音を暴くために、すでに知っているようなふりをしたり、意図的な問いかけをして相手から真相を喋らせる行為を意味します。警察の取り調べで行われる誘導尋問や、パートナーの浮気調査、ビジネスの価格交渉など、幅広い現場で日常的に用いられている心理的アプローチです。

表記について迷うケースが見受けられますが、正式な漢字表記は「鎌をかける」です。一般的にはカタカナで「カマをかける」と書かれる機会が多いものの、公文書や新聞表記では漢字表記が基本となります。なお、「釜(ご飯を炊く道具)」や「窯(陶芸の焼き窯)」を当てるのは完全な誤表記です。

「鎌をかける」の語源・由来に関する3つの有力説

この慣用句がどのような背景から生まれたのかについては、主に以下の3つの説が知られています。

① 農具の「鎌」で引っ掛けて刈り取る動作説(最有力説)
草刈りや稲刈りに使う農具の「鎌」は、刃を対象の根元に引っ掛けて手前に引き寄せることで一気に刈り取ります。この動作を「相手の心の隙にフックを引っ掛けて、奥底に隠された本音や秘密を一気に引きずり出す様子」になぞらえたという説が最も広く支持されています。

② 機織り(はたおり)の道具「杼(ひ・かま)」説
かつて機織りで横糸を通すために使われた器具「杼(ひ)」は、地方によって「かま」と呼ばれていました。糸の間に器具をスッと滑り込ませる動きから、人の会話の隙間に巧みに言葉を差し込んで本音を探る行為を指すようになったとする説です。

③ 騙す・謀るを意味する古語「かま(構)」説
古典日本語において「構え(かまえ)」や計略を巡らせることを「かま」と表現していた名残であり、罠を仕掛けて相手を術中に落とす意味合いから派生したとする説も言語学者の間で議論されています。

英語圏における「カマをかける」の表現

英語で同様のニュアンスを伝える場合、シチュエーションに応じていくつかの表現が存在します。

最も近い表現は「fish for information(情報を釣り上げる・探りを入れる)」や「trick someone into confessing(罠にかけて白状させる)」です。また、相手から言葉巧みに本音を引き出す日常会話では「lead someone on」や「cross-examine(厳しく追及・誘導する)」といったフレーズが的確に状況を表します。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。