職場の生きづらさは大人の知的障害?境界知能との違いや診断・支援策
知的障害と診断された場合、公的支援を受けるための窓口となるのが療育手帳(愛の手帳、みどりの手帳など自治体により呼称が異なる)です。大人になってから療育手帳を申請する場合、児童相談所ではなく各都道府県の障害者更生相談所で判定を受けることになります。
療育手帳や精神障害者保健福祉手帳の取得には、生活を立て直す上で多くの実利がある一方で、知っておくべき留意点も存在します。
【手帳取得のメリット】
・障害者雇用枠への応募:特性に合わせた合理的配慮を受けながら無理のない環境で働ける
・税制上の優遇措置:所得税や住民税の障害者控除が適用される
・生活コストの軽減:公共交通機関の割引や公共施設の利用料減免が受けられる
・福祉サービスの利用:就労系障害福祉サービスや生活支援をスムーズに利用できる
【手帳取得のデメリット・留意点】
・手続きの心理的負担:幼少期の証明書類を集めたり面談を受けたりする手間がかかる
・受容の葛藤:自身に障害があるという事実を受け止めるまでに心理的な抵抗を感じる場合がある
手帳を取得したからといって、勤務先や周囲に開示する義務は一切ありません。一般枠でそのまま働き続けることも可能であり、いざというときのセーフティネットとして手帳を保持しておく選択も賢明な一手です。